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先物取引という資産運用を行う為には、その全体像を把握していなければなりません。
「先物取引シミュレーション」では、代表的な商品である「ガソリン」「金(GOLD)」「大豆」「日経225」で簡単なシュミレーションが出来ます。

手数料などの細かい設定を省いたシュミレーションなので、初心者の方でも先物取引の全体像を把握しやすいと思います。

TOP >> 先物取引概論 >> 市場<価格変動リスク>
市場の役割<価格変動リスクのヘッジ機能>

先物取引市場はリスクヘッジの役割がもっとも重要だと言う方がいらっしゃいます。では実際にリスクヘッジをどのように行い、先物取引市場がどのように機能しているのかについて見ていきましょう。

リスクヘッジとしての役割

あなたはリンゴ農園を経営しているとします。あなたは今年1年の経営を考えたとき、1つの問題があります。それは収穫の時のリンゴの価格です。

リンゴ農園を経営していくには、1個100円以上で取引されなければならず、リンゴ1個あたり100円以下になると赤字になってしまいます。平均の収穫量は10万個だったと仮定します。

この時、先物市場ではどうでしょうか。仮に今年の収穫期の取引価格が1個あたり150円で取引されているとしましょう。

あなたはリスクを回避するために、10万個のリンゴを今年の収穫期に売る契約を結びました。いわゆる「空売り」から取引の開始です。受取金額は1500万円となります。

実際の収穫期にリンゴが200円になっていた場合

まずは先物取引で売ったリンゴ10万個を買い戻します。

ここで取引されている価格は1個200円なので売った値段150円から差し引くと500万円の損失となります。

そして自分の農園で作った10万個のリンゴを200円で売るので2000万円の利益となり、先物取引と現物の売買を行った結果リンゴ1個あたり150円で売ったことになり利益は1500万円となります。

あれ?と思われた方もいらっしゃるでしょう。先物取引はリスクヘッジ機能があると言っていたのに損害が出たのですから。

確かに先物取引をしていなければ、2000万円の利益がありました。では、同じ状況で、価格が下がった場合を考えてみましょう。

実際の収穫期の価格がリンゴ1個50円になっていた場合

同じように先物取引で売ったリンゴ10万個を買い戻します。

取引されている価格は1個50円ですので売った値段150円から差し引くと1000万円の利益になりました。一方で同様に現物市場にて生産したリンゴ10万個売ります。

売った利益は500万円となり、先物取引との利益と併せて1500万円を手に入れることができました。この場合リンゴ1個あたり150円で売れた計算となります。

この場合先物取引をしていなかったらリンゴ1個あたり50円でしか売れず、利益は500万円で赤字となっていたのです。


この様にリスクヘッジ機能が活用される状況は、利益の追求ではなく経営の安定化となります。先物取引を行うことにより収穫期の価格がわからなくてもある程計画が立てられ度経営を安定させることが出来るのです。

※注意:上記のケースでは金利や手数料などを加味せず、先物取引市場の価格と現物の市場価格が同じ場合となります。

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